【DNAキメラの話】

つかぼ

2011年04月13日 02:47

アメリカ・ワシントン州に住むリディア・フェアチャイルドさんという人が、自分で出産したのにDNA検査の結果自分の子供じゃない!
と言われ、子供の親権を剥奪されそうになる!

的な内容のテレビがやっていた。

結果リディア・フェアチャイルドさんは『DNAキメラ』という1人の人間に、2人分のDNA情報を持つ人で親権は剥奪されずにすんだ!というものだった。

どうやら、二卵性双生児の受精卵が体内で融合して1人として生まれてくるんじゃないか?
という事らしい…

キメラというのは
生物学における キメラ (chimera) とは、同一個体内に異なった遺伝情報を持つ細胞が混じっていること。またそのような状態の個体のこと。
この用語はギリシャ神話に登場する伝説の生物「キマイラ」に由来する。 近年は「キメラ分子」「キメラ型タンパク質」のように「由来が異なる複数の部分から構成されている」意味で使われることもある。

ドラゴンボールでいう所の『セル』はキメラという事になるのかな?

ハンターハンターでも食べた動物のDNAを、子供の兵隊蟻に付属させて強くなる『キメラアント』というのが出てきたね♪

あと、鋼の錬金術師では国家錬金術師を続ける為に、娘や妻を犬や猿と生体錬成する!というショッキングな内容もありましたね…

今回のリディア・フェアチャイルドさんの場合は心臓はαDNAだけど、肺はβDNA

肝臓はαDNAだけど、子宮はβDNAという具合に臓器ごとで違うDNAで設計されてるみたいですね。

臓器移植の時みたいに、自分の免疫でやられる事はないのかなぁ?

と思ったのですが、調べてみると…

免疫系の細胞は発生の一時期に自分の体の細胞かどうか学習して免疫が発生するので、それ以前からある臓器は自分の体と認識されることと思います。
との事でした。

自己免疫疾患といって、自分の身体を自分で攻撃するような病気がある一方で、異なるDNAを有する身体の免疫が正常に働いてたり…

人体って不思議な事でいっぱいですねぇ。

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