2010年02月21日

【幻肢の話】

幻肢とは,事故などで手や足を失ってしまったにも関わらず,その失ってしまった手や足のあるはずの場所が痛む!
という不思議現象の事です。

『肉体は失っても,魂は失われていない』と,魂は存在する説にも使われたとか…

この『幻肢』ですが,無いはずの手を思いきり握りしめ,爪が肉に食い込むような痛みがあるそうで,その握りしめた手は開く事ができないのだとか…

医者に診せても,無い手の治療はできないわけです。

20世紀に入り医学が進んでも,明確な原因はわからなかったそうで…

切断面に手に続くはずの神経が固まって,その部分が痛むのだ!
とさらに短く切断する手術もされたとか。

今は脳科学が進歩して,脳に体性感覚野という身体の触覚を感じとる部位がある事が知られていて,幻肢はその体性感覚野の結び付きの混乱と考えられています。

アゴを触られると手の親指を触られてる感覚がしたり,肩あたりを触ると手を触られてる感覚がする!という事があるそうです。

これはペンフィールドの地図(体性感覚野に集まってくる身体からの感覚の地図?)で分けられる感覚部位が隣り合わせだったりすると,失われてしまった部位の感覚野まで部位を広げていったりする事で起きるらしいのです!

なんか書いてても意味が解らない感じになってるので,読んでる人には伝わらないかもしれませんが…

その『幻肢』の治療法をラマチャンドラン博士という人が発見したそうで…

脳を騙す『バーチャルリアリティ装置』という,手を突っ込める穴を2つ開けて穴の間に鏡を置くだけ箱を用意して,患者さんに手を突っ込こんでもらい鏡に写る手と幻肢の手を重ね合わせてグーパーする事で幻肢を動かしてる!と脳を騙す事で痛みがなくなるそうなのです!

ん〜意味わかりましたか?


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Posted by つかぼ at 01:43│Comments(0)
 
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