2011年02月08日

【人工内耳の話】

【人工内耳の話】最近ちょっとアレなんで、今日は少し真面目に書こうと思います。

内耳は、耳のもっとも奥にある構造である。哺乳類の内耳は蝸牛と前庭・三半規管の3つの部分よりなる。
このうち、聴覚にかかわるのは蝸牛であり、ここに音の振動を神経(蝸牛神経)に伝えるための構造がある。外耳、中耳はここへ振動を伝えるための構造に過ぎない。
他方、前庭・三半規管は平衡感覚を受容するための器官である。いわゆる平衡胞の働きを受け持っている。

その内耳にある、蝸牛の障害で音が聞けなくなった人に人工の内耳を埋め込んで、また音を聞き取れるようにするというものです。
【人工内耳の話】人工内耳はマイクロホン、音声分析装置、刺激電極、電波の送・受信機からできていて。

マイクが外の音声を拾って、体外にある音声分析装置で音を電気信号に変換する。
そして電気信号は、電波で内耳にある電極へ送られ、電極が聴覚神経を刺激する事で音として認識するんだそうです。

最初は今まで聞いた事もないような音が聞こえたりするようですが、リハビリをすれば(個人差はあるようですが)脳が電気信号と音との関係を理解してくるんだそうです。

この人工内耳のデメリットとしては手術をした後に顔面神経麻痺や痙攣が数ヶ月つづいたり、水泳は可能だがスキューバダイビングができなかったり…

頭部に衝撃を与えるような格闘技なんかはダメなんだそうです。

あと、もちろん人工内耳は正常な内耳よりも聞き取れる音は少ないんだそうです。

しかし、事故や病気で難聴になった中途失聴者の場合は、人工内耳によって言葉の判別は可能となる場合が多いという報告もあるし、人工内耳の手術は健康保険が適用されるそうなので…

中途失聴者の場合は人工内耳の視野に入れてみてもいいのでは?と思うのでした。
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Posted by つかぼ at 01:32│Comments(2)
この記事へのコメント
20歳の妹が特にひどい真珠腫となり、人工内耳を埋め込みました。

こちらに詳しい説明が書いてあり、助かりました。(何となく本人には聞きにくかったので…)

水泳が大丈夫で、スキューバはダメ、なるほどです。日常で気を付けてなくてはいけない事が色々ありそうですね。

また色々勉強させて下さいm(_ _)m
Posted by るい at 2011年02月08日 01:45
【るいさん】

はじめまして、ありがとうございます。

内耳までダメになるとは、そうとうなひどかったようですね。

中途失聴者の場合は人工内耳との相性(?)もよいようなので聴覚も戻ってくる可能性は高いんじゃないでしょうか♪

ボクの説明では情報量として少ないと思います…
人工内耳友の会というサイトもあるようなので、ボクより詳しく書かれてるかと思いますよ。
ハンドルネームをクリックすると、そのサイトにジャンプできるようにしときますね♪
Posted by つかぼつかぼ at 2011年02月08日 03:20
 
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